風来工房

いつか突然旅立つつもりの社会人が、どこまで出っ来るかな? はてさてumm....

実るほど頭を垂れる稲穂かな

「↑この意味分かるか? 君にはこれが足りないなぁ。」
以前働いていた職場で年末の飲み会の時に上司から言われた言葉です。朝から機嫌が悪そうだったので、何か言われるだろうとは思っていた。
実はその2~3週間前に仕事の事で言い合いをしたので「はぁ?」という気持ちと、それだけで済んだかという気持ちが入り混じっていた。
その日はそんな気分で終わり、数年後に会社を辞めて現在に至ります。
最近、ふとした時にその言葉を思い出す時がある。
自分ではそんな気は無いと思っていても、驕り高ぶる人に見られない様にと思っています。


そんな日常の先週。
私は犯罪を犯してしまいました…。
罪名は道路交通法「指定場所一時不停止等」。
仕事で1年3ヶ月通っている丁字路で、一方通行から右折する時に捕まった。
今まで一度も警官の姿を見掛けた事が無かったのに。
「止まったつもりだったんですが…」と言ってはみたが…、
前方に居た巡査部長(女)曰く「ピタッと止まりませんでしたよね?」
捕まった以上、たとえ親が危篤状態で急いでいても見逃すことは無いので、言われるがまま免許証を渡し質問に答えた。
「スピードはどの位出てたか分かりますか? 10~15km位出てたんじゃないですか?」
「? いや、そんなには出てなかったです。」
10~15kmだと人が走る位のスピードで結構速い。自分では止まったつもり(実際は徐行)だったので、それは無いと思ったが、なんかうやむやで終わってしまった。


それから他車の運転を注意して見ているが、交差点等で対向車が来る時以外にピタッと止まる車を見掛けない。あれが違反なら交通法を守っているのは路上教習者だけだ!と思う。もう、運が悪かったんだ。警官の暇潰し(あの日だけ)の小遣い稼ぎに捕まり、金にもならない自転車には注意もしない。これが不運と言わずなんと言おうか!






などと考えてはいけません。
毎日の運転で慣れて油断してしまい、もし、人身事故でも起こしたら何百万という金が掛かるでしょう。精神的にも落ち込み生活は一変してしまうかもしれません。
数千円であの時の緊張感を体験し、肝に銘じる事になって運が良かったのかもしれない。
正に「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。運転に慣れたからと言って「平気、平気」と油断して驕り高ぶってはいけないと改めて感じました。



…ん?これは「初心忘れるべからず」かな?



因みに、この反則金を先週の休日に払おうと思っていたら、前回の「錆びたネジ」で時間が過ぎ、郵便局が閉まっていた。

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