私が学生の頃は、男女が二人で話していただけで
「ひゅ～ひゅ～、お熱いね～お二人さん」と囃し立てられ、翌日には教室の黒板中に相合傘を書かれるという時代でした。

そんな時代。TVドラマでは学園物が続々放映され、よく見ていました。
その中の一つに、中村雅俊主演の「ゆうひが丘の総理大臣」というのがありまして、
生徒は、ガリ勉タイプからちょい悪の不良タイプとお決まりの設定です。

その中で、私が今でも覚えている話しがありまして、それは…
第06話「ライバルって何ですか！」
大まかなあらすじ
定期テストの結果発表でガリ勉男子は女子に負けたが、ライバルとして女子を褒めたたえた。それから、数日後、女子生徒の机の中にラブレターとプレゼントが入っていたのだが、名前が無い。女子生徒は「誰が？」と気になりだした。そして、ついに呼び出しの手紙が入っていて、その場所に行ったのだがいつまで待っても相手は来ない。
実はこの手紙を入れた人物を不良達に見られていて、それを教師に伝えると教師は手紙を入れたガリ勉に問いただした。最初は「照れる事は無いんだよ」と笑っていたが、成績を落とす為と分かり激怒する。それからは青春物にありがちな、海に入って女子生徒に謝り、お互い涙を流しておしまい。

詳しく知りたい方は、写真付きで説明してあるHPがありましたのでどうぞ。
ゆうひが丘の総理大臣

で、この放送した翌日。午後の道徳の授業だったと思う。
担任教師が「昨日のゆうひが丘の総理大臣を見た者いるか？」と聞いてきた。
それから大まかなあらすじを話し、その感想を女子に聞いてきた。
私は後ろの方の席でボーっと聞いていたのだが（午後の陽だまりの良い感じでした）
突然教師が怒り出した。
「お前、そんな事言っていいのか？　もし、この教室の中で〇子の事を好きな男子がいて、今の発言を聞いたらどう思う？」

その瞬間、その女子生徒の友達数人が私の方を
一斉に振り向いた！

はい、先生ここにいました。私です。( •̀ ω •́ )✧
片思いだったので誰にも言えませんでしたが、友達が振り向くって………
バレバレでしたね（*´∀｀*）。

もう、眠気が一気に吹き飛びました。
しかし、問題はその女子生徒が何と言ったのか、ボーとして聞いていなかった事です。
好きな子の発言だというのに……。
まさか「何？何？なんて言ったの？ねぇ」と聞けないし。

あのあらすじから「好きな人に告白も出来ない男はクズだ！」の様な感想になるかなぁ？と考えてしまいます。
でも、成績を落とす為にニセのラブレターを出したストーリーだし…？
彼女の発言は永遠の謎となりました。

同窓会にも来なかったし…(´;ω;｀)