風来工房

いつか突然旅立つつもりの社会人が、どこまで出っ来るかな? はてさてumm....

ハルキスト

先月、村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を新古書店で買った。村上春樹の本を買うのは久し振りだった。


以前は村上春樹のファンで、「1Q84」までの文庫本は全て持っていると思う。(たぶん)JAZZには興味も無いのに、村上春樹著作という事で買ったり、「村上春樹ブック」を発売当時に買って、ピスタチオより安い柿ピーをつまみにウイスキーを飲みながら読んでいたものだ。


それが「ハルキスト」という言葉を聞くようになってから興味が薄れ、本屋で村上春樹の本を買う事がなくなった。
今回、新古書店で「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を見掛け、買って読んだ次第である。いや、少し違うな。値札が110円だったというのもあるだろう。


興味が薄れた切っ掛けは、村上春樹の作品について書いた本を読んだ頃かもしれない。
(ここからは記憶を頼りに記すので間違っていたらすみません)。


それは、ある作品の考察で、物語の進行と日付が合わないと気付き、
あの村上春樹がミスをするはずがない! という事で、これは主人公が死んでいるのではないかと、まるでジブリアニメの都市伝説のような結論付けをしていた。
僕はこの辺から付いて行けず、途中から読まずに古雑誌と一緒に捨てた。その時に村上春樹の興味も一緒に捨ててしまったのかもしれない。半年前の「ぴあ」を捨てるように。

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