風来工房

いつか突然旅立つつもりの社会人が、どこまで出っ来るかな? はてさてumm....

疑って信じます

海外旅行の注意で、現地の人に声を掛けられたら気を付けるという事はよく聞くと思います。実際騙されたという話しを聞いたり読んだりしていたので、自分も気を付けようと思っていました。


そしてフィリピンに3週間。
散歩で歩き回り、この路地は日本でも入っちゃやばいんじゃないか? と思う位狭い所を通ったりもしました。


ラプラプ・モニュメントという所まで行った時、現地の青年に声を掛けられても無視していましたが「ダイジョウブ、オ金取リマセンカラ。」と言われ、「本当か~?」と思いつつ一緒に敷地内を歩き回りながら説明を聞いた。ここでも昔、戦いがあったそうで、そのお墓との事でした。正直「一人で見物させてほしい」と思っていましたけど、明るく説明してくれているので、そんな事は言えません。
そして英雄の銅像の前で「写真、撮リマショウカ?」と言われ、スマホを渡してお願いしました。
周りには観光客がいるとは言え、撮り終えてからお金を請求して来るのでは? と、不安がよぎり、ちょっと引きつった笑顔に…。しかし、そんな事は無く、一緒に出口へ。
「Thank you!」とお礼を言って、彼の写真も撮って別れた。
なんだか疑った自分が嫌だった。


私の為にあんなに明るく説明してくれていたのに、私はお金の事を考えていて本当にタダか? と思っていた事に少し自己嫌悪を感じました。しかも女性を紹介するとまで言ってくれたのに断ってしまいました。……本当にいい青年でした。


そして最終日。帰りは一人でタクシーに乗り空港へ。しかも時間は深夜2時過ぎ。
気のせいか、道はこれでいいのか?と思ってしまう。わざと遠回りして料金を稼いでいるのではと不安になってしまう。
空港までのおおよその料金は聞いていたので、それ以上だったらどうしようと気が気ではなかった。
あ~最後の最後にボラれるのか~と思っていて空港に着いた時メーターを見たら200ペソ。聞いていた250ペソより安かった。しかもわざわざ降りてドアを開けてくれた。
嬉しかった反面、疑った自分に又自己嫌悪です。


良い人はいっぱいいます。


でも、やっぱり疑う心は無くならないと思います。
そんな時は顔に出さず、満面の笑顔でお礼を言うのが最善の礼儀かと…。

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